まだ認められてなかったの!?夫婦別姓
兄弟が2度目の結婚話を持ってきた。
十数年付き合った彼女との結婚。
そもそも、離婚したのもこの女性と不倫だなんだって話があったからだ。
(それについては昼ドラ系の長い話になるので、また機会があれば)
結婚自体はおめでたい話なんだが、親子間で揉めている。
揉めた理由は、「婿養子に入りたい」と言ったからだ。
「うちの家を継ぐ人がいなくなる」というのが親の言い分
「連れ子のことを思って子どもの名字が変わらない婿養子がいい」というのが兄の言い分
「あれ?夫婦別姓でよくない?」と、私が口を挟むと
『夫婦別姓は日本では認められてない!』と、声を合わせて言われた。
そうだったっけ?
私が小学生のころ・・・20年くらい前に【夫婦別姓】の話題があった気がしたのに・・
夫婦別姓ってどういうこと?
夫婦別姓とはその名の通り、父親と母親が違う名字を名乗ること。
子どもはどちらかの名字をつける。おもに父親。
韓国なんかはこれ。
なので旦那が韓国人の私は、元の名字のまま。
子どもは韓国では旦那の名字。
日本では私の名字で登録してある。
夫婦別姓の現状
法務省のホームページを見てみた。
法務省では『選択的夫婦別氏(べつうじ)制度』と呼ぶ。
平成3年(1991)から審議されてきた議題だけれど、国民各層に様々な意見があり、
国会には提出されていない。
ちなみに、
平成29年の世論調査では
[夫婦は同じ名字をなのるべき]が29.3%
[夫婦が別姓を望む場合は別姓を名乗れるよう法律を改めてもいい]が42.5%
[夫婦は同じ名字を名乗るべきだが、通称として婚前の名字を使用してもかまわない]が24.4%
・・・各層に様々な意見とあるけれど、夫婦別姓でもいいって人が思ったより多い
女性としての夫婦別姓
女性が結婚すれば、おもに男性の名字に変更しなければならないところに
日本の現状が非常に男尊女卑的であることを感じる。
そもそも名字を変えることにそんなに意味はないはず。
本人たちが希望しても夫婦別姓をすることが未だにできないなんて
融通の利かなさとか古臭さがあふれてる。
まあ、はっきり言うと
女性だけが名字を変えるなんて面倒だ。
個人的に言わせてもらうと・・・
ただ、兄が「名字を彼女の名字にしたい」
と言った時、「うちの家は絶えるのか・・・」
という思いがおのずと湧いてきた。
決まり事とか古くさいものが嫌いな私なのに、
骨の髄に『家を継ぐ』『未来に家の姓を残す』ということが染みついていたみたいだ。
私とは違い、古い風習やらしきたりに重きを置く父親。
息子が違う名字を名乗るようになる親の心情を思うと
なんだか悲しくなる・・・。
そもそも夫婦別姓ができていればこんなに悩まなかっただろうに・・・
離婚が増えてきている昨今の時代
いつまでも「夫婦が同じ名字をなのる」としてれば
何度も名字が変わる人もいるだろう・・・
夫婦の姓が幸せの足かせにならないことを祈るのみ。